2009年9月2日水曜日

Parolaccia-お下劣な言葉?!

今日は勇気を出しての投稿です。
これも文化のお勉強のひとつですわっ!


日本語コースが始まり、ある程度生徒さん達が私に馴染みだし
暫くすると・・・


『先生、Parolaccia教えて下さい。』
と言うのです。


生徒さん達だけではありません。
友人や彼の家族・親戚の人達まで・・・(¯~¯!)

さて、このParolaccia(パロラッチャ)なんですが、
これは日本語に訳すと<卑わいな言葉>または<下ねた用の言葉>
<ののしり用の言葉>なのです。

イタリアにはこのParolacciaの数が非常に多く(ドイツも多いとの事)
これは、感情表現が豊といったら聞こえは良いですが・・・
それは、それは凄いものです。
かわいらしいお姉様方まで、このParolacciaが飛び交い
目が点になるような事が頻繁にございます。(˙_˙)
今では、すっかりそれにも慣れてしまいましたが。。。


日本語のお下劣な言葉を少しあげてみましょう。

あほ
ばか
まぬけ
ボケ
たわけ
いかれぽんち
ぼんくら


さらに・・・

ばかやろう
くそ
ちくしょう等々

結構なお言葉ですが、イタリアではこれは序の口なのです。
凄いので、Vaffanculo!があります。¯_¯ !

このお下劣な言葉を直訳で少し丁寧に言ってみますと、


『お尻の お穴に 突っ込みに 行ってらっしゃいませ』
ま〜、くたばれ!こんちくしょう!と言う事ですね。

その他には、性器を使った言葉もあります。
例えば、女性に向かって女性の性部を言うのです。
Che figa(fica)!
この意味は、君きれいだね!とか素敵だね!になるんです。
もちろん俗語になりますが・・・
(俗語でも言って頂けたら嬉しいですわっ!)^^

男性の性器(cazzo)を使用する時は、以下の様に驚きや不快感

怒りを表す時に用いられます。

うわぁ〜、あっ、なんて事、しまった、ちくしょう、ちぇっ!


これは女性の方も(お上品な方は別として)平気で使っています。
日本語で男性部を言ったら変態扱いにされますのでご注意を!



(ぺ)日本人はだ〜れもそんな言葉使わないですっ
(主)その通り!

もっと面白い事に、
testa di cazzo. と言うフレーズがありますが、

testaは頭、 diは〜の、cazzoは男性のあそこです。
意味はとんま、まぬけ等ですが直訳すると、



君の頭は☐ ☐ ☐になります。


(ぺ)イタリア人はファンタジーにあふれているにゃぁ〜
(主) - - - - - - - -  ¯_¯;

また、non vale un cazzo は、全く価値がないと言う意味です。
valeは動詞の原形valere(価値がある)の三人称の活用です。


<さざえさん>の息子カツオくんはcazzoと発音が似ているので、
『僕はカツオです。』と言うと、
まず『えっ?!』と思われるか笑われます。

あと、神様を軽蔑する言葉もありますが、これは禁句なので
ここでは、ご説明致しかねます。。。
マンションの下の家族(警察官)は結構使っていましたが、
誰かに注意されたのでしょうか?
最近は、Parolacciaで止まっています。(ほっ)

この様に、イタリア語のParolacciaは、日本語に訳せないものが

多くあります。
お上品な日本人には必要ないわけですね!^^

教師として彼らには・・・



(私)『日本にはイタリアのように汚い言葉が余りありません。』
と言うと、


(生徒)『まぬけ、とんまでは物足りない時はどうするのですか?』
と・・・ ¯_¯¡  
困ったもんだ!ですが、


(私)『我慢して下さい。』と言って黙らせるのです。


それにしても、Parolaccia教えて下さい!と言う時の生徒達の目は
いつもより、輝いているのは何故?!

ランキングに参加しています。ぷちっと押してご協力を!ありがとう。
siete così generosi...potete fare un click? grazie!

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

12 件のコメント:

  1. 私もアメリカ人に「これは日本語では何と言うのか?」と下品な言葉だったりお下劣な表現だったり聞かれたことがあります。その度に「わからないわ~」と言ってはぐらかしていますが・・・そんなこと聞かれても困りますよね!
    でも言語(言葉)って本当に面白いですね~。

    返信削除
  2. PortulaKaさんへ
    コメントありがとう。\(^^)/
    アメリカも凄そうですね!
    言葉はその国柄が本当に良く出ます。
    この頃、私も強くなったのでしょうか?
    日本はお上品な国なんですっ!と威張っています。^^
    でもイタリアは表現が豊かなだけに、相手にはっきり意思を伝える事ができますね。これは、プラスになります。日本は少し、もちろん相手への心遣いがあるので思った事がはっきり言えない分、相手に正確に意思を伝える事ができません。下手すると勘違いされる事も・・・
    現在、取りあえず住んでいる国に合わせるのが良いと思い、失礼のないようきちんと物事を言う様に努力している次第です。。。^^! 疲れますが・・・

    返信削除
  3. Miluさんこんちワ♪~。o@(^-^)@o。
    いつもありがとうございます、感謝(*⌒ー⌒笑)o。

    今日はどんより曇りの大阪です。

    イタリアはすごいですね(≧∀≦)
    日本ではよっぽどでもそんな言葉は使いませんよね
    国が変われば文化も違いますから・・
    そういう意味では日本人は紳士ですよね(*⌒ー⌒笑)o
    日本に生まれてよかった(*⌒ー⌒笑)o

    応援 ~凸ヽ(。・ω・桜)ノ

    (*⌒ー⌒笑)o『笑う門には福来る』感謝♪

    返信削除
  4. sakurapapaさんへ
    いつも有り難うございます。^^
    本当に最初はビックリしました。
    でも、平気で使っているという事は、彼らからしてみれば、表現の一つであって日本人が驚く程ではないのでしょうね。。。
    日本は上品な国で良かったですわっ!\(^^)/

    返信削除
  5. イタリア人の尻の穴悪口 超面白いですww
    私はしゃべれないので、言われたも気が付きませんが・・・
    さら~としゃべれるようになったらかっこいいんでしょうね。。

    返信削除
  6. 三姉妹パパさんへ
    コメント有り難うございます。
    面白いと言えば確かに・・・^^
    まだまだ山の様に面白い言葉があります。
    赤面!^^*

    返信削除
  7. 日本人で良かったな~と思ってしまいました。

    昨日、アマルフィの映画を観て
    イタリアの風景が綺麗だと思ったばかりだったのに・・・

    言葉は綺麗じゃないんですね。

    返信削除
  8. ばぁちゃんさんへ
    コメント有り難うございます。^^
    いやいや、悪いイメージを与えてしまったかしら?!
    ^^¡
    表現力豊かな国なのでParolacciaはもちろん奇麗な言葉もあります。
    アマルフィの映画ですか・・・
    こちらでは放映されていないようです。
    これからなのかな?

    返信削除
  9. すみません、日本語のParolacciaリストに
    「ぼんくら」があったので教えてください。
    「ぼんくらオヤジ」はイタリア語でどう言えば
    いいですか?

    返信削除
  10. ぼんくらオヤジさんへ
    コメント有り難うございます。^^
    そうですね〜、日本も馬鹿、愚鈍、とんま、ぼんくら等々、だいたい同じような意味になりますよね。
    イタリア語も似ていて<ぼんくら>は、idiota(イディオータ)又は、stupido(ストゥーピド)等とイタリア語に訳せます。
    無器用でぼうっとした意味で使われるならimbranato(インブラナート)です。
    オヤジという表現がイタリア語にはありません。
    父と言う意味であればpadre(パードレ)、おじさんと言う意味であればzio(ツィーオ)です。
    何となくかわいげに Zio imbranato(ツィーオ・インブラナート)が宜しいではないでしょうか?!
    ^^*

    返信削除
  11. どこの国でも、汚い言葉はありますが、イタリアも結構あるのですね^^;
    しかも子供さんだけでなく、大人まで、日本のParolacciaに興味津津だなんて^^;
    でも、イタリア大好きですよ。(行ったことないのですが)
    今日もぷちっ!

    返信削除
  12. にゃあもさんへ
    応援いつも有り難うございます。^^
    子供より大人が目を輝かせて聞いて来ます。
    私も、今では相当慣れてしまいましたわっ!^^*

    返信削除

お気軽にどうぞ! Prego, il vostro commento.