Il concerto - コンサート

　
さて、５日はパレルモでオペレッタコンサートが２１時に開演でしたのでカルタニッセッタを昼食後１５時頃出発致しました。

このコンサートの題名は、「Mordi , rosicchia, divora...l'operetta」
非常に長いです。＾＾；

発音は、モルディ、ロジッキア、ディヴォーラ・・・ロペレッタで

訳すと、「噛んで、かじって、むさぼり食う・・・オペレッタ」

何と言うおかしな題名を付けたのでしょう。。。

でも、これはオペレッタ『チン　チ　ラ』の歌詞に出て来る
言葉なんですよ。

ま〜余分は置いといて。。。
 
メンバーは、指揮者マリアさん、８名の小オーケストラ、
バレリーナー５名、私と友人フロリアーナ（ソプラノ歌手）さん、
テノール歌手２名、コミック（俳優）１名、計１９人です。

１７時頃みんな集まり、それぞれ準備にかかります。

メイク、衣装や舞台の確認をすませ精神統一！

・・・といきたいところですが、毎回この陽気なシチリア人に囲まれては、『精神統一』は苦難の技です。　＾＾；

メーキャップ兼衣装係の人も、楽屋で永遠におしゃべりを・・・

時々フロリアーナに怒られています。
（当たり前じゃ〜〜〜、静かにしなさいっ！）

少し余裕があったので、記念写真を・・・

はい、チーズ！

本番前に小型マイクを体に着け、準備完了です。
（いつも使っているものより大きかったのでビックリしました。＠＠；）

オーケストラの序曲とバレーが始まり、その後コミックのカルメロさん（写真中央）が、お客様に挨拶と笑い話を聞かせた後にワタクシの出番なんです。

５秒の精神統一！

短過ぎるって？！

ぐっは！　これで充分です。＾＾；

オケの伴奏が始まり１曲目を歌い上げました。

ふ〜ぅ、第一難問突破です。

そして、交代に次から次ぎへと、オペレッタの名曲を披露して行きます。

第一部（１時間１５分）は無事に終わりました。

１５分間の休憩後、再びスタートです。

順調にいっていましたが、次第に疲れが・・・？！

今回のオペレッタコンサートのプログラムはワタクシにとって、大曲（難曲）が多く、６曲目を歌い出した頃、異変が！

喉の筋肉が、固まって来ています・・・

ようするに、思うように声が出ない状態、声が喉に詰まって来る気配を感じたのです・・・ご理解頂けるかしら？　＾＾；

で、いつもなら簡単にパスできる聞かせどころが・・・

あれれ？？？

苦しい、、、

徐々に焦り出してしまう。。。

一体どうなるの？

う〜〜〜っ！

で、伸ばす事なく終わらせてしまったのです。

無事？！終えただけでも有難いと思わねば・・・

下手をしていたら、大きな失敗になっていました。(ﾉﾟ⊿ﾟ;)ﾉﾉﾉﾉ  

さすがにワタクシの事をよく理解して下さる、素晴らしい指揮者のお陰で、お客様には余り気づかれませんでしたが、メンバーには丸わかり。。。 ＾＾*

ん〜〜〜〜、けしからん！

でも、人間ですもの機械のように毎回完璧にはできませぬっ！
（負け惜しみ・・・）

その後も、苦しかったわ〜

こういう時は、テンポを速くするしかないのです。

終わった時には、完全にノックアウトでした。

楽屋に戻りフロリアーナに『参ったわ！　異常に疲れてクタクタよ〜』と言ったら、彼女も『私もよ〜』

そして、指揮者のマリアさんも『キツかったわ〜〜〜』と・・・

時計を見たら、１時だったんです。＠＠；

と言う事は、２時間半に渡る公演だったのです。

道理で苦しいと思ったわっ！

で、家に帰る途中３人で話し合いました。

私もプログラム内容が濃過ぎて、体力的（喉）に無理だし、お客様にとっても長過ぎると・・・

翌日、プログラム内容を変更する仕事を一緒にしました。

そして、７日の公演に向けて早く寝る事に。。。

が、しかし。。。

夜中に襲って来たものは。。。

つづく！

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